1. 従騎士トゥルーデアとは?
《従騎士トゥルーデア》は、「センチュリオン」テーマにおける展開補助とレベル調整を担う中核モンスターです。
このカードの特徴は、
モンスターでありながら、自身と仲間を永続罠カードとして扱う
というセンチュリオン独自のギミックを、最も分かりやすく体現している点にあります。
主な役割は以下の2つ。
- ①:自身+デッキ・手札のセンチュリオンを同時に永続罠化
- ②:永続罠状態から自己特殊召喚し、レベルを変動させる
展開の起点にも、中継役にもなれるため、
センチュリオンデッキでは欠かせない存在です。
カードテキストは以下の通りです。
従騎士トゥルーデア
星4 / 闇属性 / 炎族 / 攻1000 / 守2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。自分フィールドのこのカードと、「従騎士トゥルーデア」以外の手札・デッキの「センチュリオン」モンスター1体を、永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。このターン、自分は「従騎士トゥルーデア」を特殊召喚できない。
②:このカードが永続罠カード扱いの場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。このカードを特殊召喚する。その後、このカードのレベルを4つ上げる事ができる。
2. 従騎士トゥルーデアの強み
● ① 2枚同時に永続罠化する展開起点
①効果は、自分メインフェイズに発動し、
フィールドのトゥルーデア自身と、
手札またはデッキの「従騎士トゥルーデア」以外のセンチュリオンモンスター1体を、
永続罠カード扱いで魔法&罠ゾーンに置く
という非常に特徴的な効果です。
この効果の強みは、
- デッキから直接センチュリオンを永続罠化できるので、うららに引っかからない
- 自身を安全圏に移せる
- 永続罠状態を前提とした後続効果に即繋がる
という点にあります。
ただし
「このターン、トゥルーデアを特殊召喚できない」
という制約があるため、
そのターンに展開するのではなく、
次の相手のターンにシンクロ召喚するための準備の時間としましょう。
● ② 永続罠から自己展開し、レベルを一気に引き上げる
②効果は、
永続罠カード扱いのこのカードを特殊召喚し、
その後レベルを4つ上げることができる
というもの。
この効果により、トゥルーデアは
- レベル4 or レベル8
を選ぶことができるので、重騎士プリメラなどのレベル4チューナーと合わせることで、
レベル8の騎士皇プリメラ・プリムスやレベル12の騎士皇レガーティアをシンクロ召喚することができます。
永続罠として待機 → 相手ターン or 次の自分ターンに復帰
という動きが可能なため、
センチュリオンの相手ターンシンクロ戦術を支える重要な役割を担います。
3. 従騎士トゥルーデアを活かすデッキ構築
センチュリオンデッキレシピ
【センチュリオンデッキレシピ①】
【センチュリオンデッキレシピ②】
【深淵センチュリオンデッキレシピ】
4. 従騎士トゥルーデアとの相性
| カード名 | 相性・役割 |
|---|---|
| 重騎士プリメラ | サーチ役として最重要。トゥルーデアへ直接アクセスでき、永続罠ギミックを安定して始動できる。逆にトゥルーデアでプリメラを持ってくる動きも強力。 |
| 重騎兵エメトVI | レベル8のセンチュリオン。永続罠状態からの自己展開とトゥルーデア②のレベル調整でランク8エクシーズも狙える |
| 竜騎兵ガーゴイルII | エメトと同じく永続罠状態からの自己展開可能なレベル8モンスター。シンクロ素材になると手札に回収できる。 |
| スタンドアップ・センチュリオン! | 永続罠化とシンクロ召喚を同時に支えるフィールド魔法。トゥルーデア①②と連動し、相手ターン展開を可能にする。 |
| 騎士皇プリメラ・プリムス | シンクロ展開の中継役。エンブレーマカードをサーチでき、展開のつなぎとして機能する。 |
5. 従騎士トゥルーデアの弱点
- ①使用ターンは自己特殊召喚できない
- 永続罠ギミックに依存するためバック除去に弱い
- 単体では妨害にならない
ただし、これらは
センチュリオン全体で補完される前提の弱点
でもあります。
6. 環境における評価
従騎士トゥルーデアは、
センチュリオンの展開を「成立させる」カードとして高く評価されています。
派手な制圧効果はありませんが、
- 安定した展開補助
- 相手ターンの素材供給
- レベル操作
という点で、
テーマの戦術を根本から支えています。
7. 使いこなすコツ
1. ①は「展開」ではなく次のターンの「準備」と割り切る
このターンは動かない前提で、永続罠を並べる意識が重要。
2. ②は相手ターン発動を意識する
相手の動きに合わせて素材を用意できると、シンクロ展開が安定する。
3. レベル上昇する場合としない場合の展開を事前に決めておく
レベル4と8のどちらにも対応できるようなルートを明確にしておくと迷わない。
8. まとめ
《従騎士トゥルーデア》は、
- センチュリオンを永続罠として並べる起点
- 相手ターンに素材を供給する自己展開役
- レベル調整によるシンクロ補助
という役割を1枚で担う、
センチュリオン展開の心臓部です。
重騎士プリメラと並び、
センチュリオンを扱うなら必ず理解しておきたい1枚と言えるでしょう。
